2023年3月、遂に念願のイスラエル-東京間の定期直行便が就航しました!
これを機に日本 - イスラエルのビジネス連携が益々活発になることが予想されます。
今回は、イスラエル ベン・グリオン国際空港発→成田国際空港行きの直行便をレビューします。これからイスラエルへの出張や旅行を予定している方々の参考になれば嬉しく思います。
直行便のスケジュールと価格帯
出発地 | 運航曜日 | 出発時刻 | 到着時刻 | 飛行時間 |
成田発 | 木 | 16:15 | 22:45 | 12時間30分 |
成田発 | 日 | 19:30 | 2:00⁺¹ | 12時間30分 |
テルアビブ発 | 水 | 20:45 | 14:15⁺¹ | 11時間30分 |
テルアビブ発 | 土 | 23:30 | 17:00⁺¹ | 11時間30分 |
※スケジュールは変更となる可能性がありますので、最新の運航スケジュール情報は、エル アル航空のHPをご確認ください。
2023年7月現在、成田=テルアビブ線は「週2便」で運航されており、今回レビューさせていただく「テルアビブ→成田便」については、毎週水・土曜日の週2便となります。
価格は時期により変動しますが、エコノミークラスで往復約20万円前後~、ビジネスクラスで往復約60万円前後~です。
テルアビブ市内からベン・グリオン国際空港空港までの行き方
◆タクシー (市内中心部から約20分程度 朝夕は渋滞がひどい場合が多いので要注意)
イスラエルで一般的なタクシー配車アプリGettがオススメです。流しのタクシーはなかなか拾えないケースが多く、支払いも現金のみのケースが多いので、Gettを事前にインストールしておきましょう。
紹介コードはこちら: GTTJVEB
◆鉄道
土曜日はユダヤ教の安息日の為鉄道は動いていません。日曜日~金曜日昼頃までは利用可能です。
Tel Aviv Hasharom Stationから15分程度で到着するので快適。
チェックイン~出国までの流れ
◆チェックイン前の注意点
イスラエルでは、チェックインの前にセキュリティチェックがあります。イスラエルを訪問した目的、武器や他人から受け取ったものを所持していないか?自ら荷物のパッキングを行ったか?過去に訪問した国に関する質問などが行われます。
英語が苦手な方の為に一問一答を用意しました!スムーズに通過できるように事前に準備しておくことをオススメします。
※上手く聴き取れない場合やどのように回答すればいいかが分からない場合は、「エクスキューズミー?マイイングリッシュイズバッド」と言って、ゆっくり話してもらうようにしましょう。
Questions / 質問 | Answers / 回答 |
What is the purpose of your visit to Israel? ワットイズザパーパスオブユアビジットトゥーイスラエル? 今回のイスラエル訪問の目的は? | ▼出張時の解答例 I came here for business. I’m working at XX company and looking for good technologies and business partners in Israel. 「ビジネス!」だけでもOkay!するとどういうビジネスか?と聞かれるので追加で回答しましょう。 ▼観光時の解答例 I came here for vacation. I visited Tel Aviv, Jerusalem and the Dead Sea. 「バケーション!」だけでもOkay!するとどこに行ったのかと聞かれるので都市名や観光名所を回答しましょう。 |
Where did you stay? ウェアーディッドユーステイ? どこに宿泊しましたか? | I stayed at XX Hotel in Tel Aviv (宿泊したホテル名) 「XXホテル イン テルアビブ」でOkay! |
<連続質問>
| ▼各回答
|
パスポートにイスラム教国への訪問履歴やVISAがあると、さらに多くの質問(どのような目的でその国に訪問したか?その国に知り合いや友達がいるか?その友達の名前は?どのくらいの頻度で連絡を取っているのか?)など質問攻めに遭います。その際も基本的に正直に、落ち着いて回答をすれば問題ありません。
◆チェックイン
EL AL航空のカウンターはDエリアにあります。預け荷物のスーツケースをここでドロップして、チケットを受け取りましょう。直行便なのでロストバゲッジのリスクは低いです。
◆出国時セキュリティ・手荷物検査
チェックイン前のセキュリティチェックでの質疑と年齢や性別(テロ対策の為)を基に手荷物検査場が振り分けられます。硝煙反応含む詳細検査が必要になる手荷物検査場が向かって左手側にあり、そちら側では通常よりも検査時間が掛かる(混雑具体に依存しますが10-30分程度)ので、先述の通り余裕を持って空港に到着することをオススメします。
出国後エリアでの過ごし方
◆ラウンジ
ビジネスクラスをご利用の場合、King David Lounge を利用できます。また、Priority Passをお持ちの方は、コンコースBまたはコンコースCにあるDan Loungeを利用できます。ソフトドリンク、アルコール、軽食が用意されており、電源もあるので出発までの時間をゆったり過ごすことができます。
軽食とドリンクは他の国のラウンジと比較すると非常にシンプルなラインナップとなっています。
アルコールはCarlsbergのドラフトビール、赤白ワイン、ソフトドリンクはコカ・コーラやオレンジジュース、水、炭酸水、コーヒー等。
軽食は、フムス、サラダ、パン、スープ、ヨーグルト、リンゴ等のフルーツ、クッキーやクラッカーなど、朝昼夕で特にメニューの変更はありません。暖かくて美味しい食事を求める方は、外のレストランエリアでテイクアウトしてくるオプションもありです。
◆免税店
アパレルやファッション小物、イスラエルのお土産(菓子、ワイン、雑貨など)、酒類や化粧品、電化製品などが販売されています。ご出張中に忙しくてお土産を買う時間がなかった方は、こちらで調達するのもいいでしょう。
イスラエルで有名なドライフルーツのデーツ(ナツメヤシの実、栄養満点で濃厚な干し柿のような味で美味しい)、ミネラル豊富な死海の塩や泥を使った美容品、新鮮なオリーブオイルやオリーブオイルの石鹸、ハムサ(イスラエルのお守り)などは現地ならではのユニークな品物なのでお土産にオススメです。
◆レストラン
マクドナルドやホットドッグ、フライドチキンなどのファストフード、寿司やイスラエルのコーヒーチェーンAromaなど手軽に楽しめるレストランが一通り揃っています。
搭乗~機内の様子
今回の機体はBoeing 787でした。座席には枕と毛布が備え付けられています。タッチ式のディスプレイが装備されており、映画や音楽を楽しむことができます。映画のラインナップは日系航空会社と比較すると少なめで最新作は少ない印象でした。
イスラエルと日本が一直線で結ばれている経路で就航したのは、両国でビジネス展開をしている当社としても非常に喜ばしいことです。
機内食
イスラエル発の便も東京発の夜または夕方出発の為、機内食は2回、夕食と朝食が提供されます。
1食目はミートボールとライスにイスラエルでよく食べられるピタパン、フムスのセットでした。生野菜が袋に入って提供されるのは斬新でした笑。飲み物は、水、オレンジジュースやコーラなどのソフトドリンク、赤白ワインなどが選択可能です。
2食目はオムレツとパン、ヨーグルト、再び生野菜というシンプルなメニューでした。
到着後
土曜日23:30テルアビブ発の便は翌日曜日の17:00に成田空港第1ターミナルに到着します。
夕方着の為公共交通機関で都心まで戻ることができます。空港でマリオやアニメのキャラが出迎えてくれるのは日本ならではですね。
既にCOVID-19の規制等はなく、スムーズに入国することができます。Visit Japan Webから事前に登録を済ませておけば、日本入国時の税関申告書を手で記入する必要がなく、なんとQRコードを認証機に通した後に税関の専用ゲートを顔認証で通過することができて非常にスムーズです。
次回は、成田→イスラエル便の搭乗レビューも行いますので、お楽しみに。
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