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イスラエル「コンピュータビジョン」スタートアップ特集-Pitch Tokyo #2 (2018–19) イベントレポート-

近年の目覚ましいAI技術進歩のなかで、重要領域の一つとして挙げられるのがコンピュータビジョンだ。

そもそもコンピュータビジョンはロボット(コンピュータ)の視覚を指し、広義では画像処理、映像処理の技術分野全般を意味している。

先月行われたアメリカ・ソルトレイクシティでのコンピュータビジョン分野におけるトップの国際会議 ”CVPR2018” (Computer Vision and Pattern Recognition) では3,300本の論文が世界中から投稿され、過去最高の44本が採択された。

これにより自動運転分野、自然言語処理などの研究は多数の実用例が生まれており、コンピュータビジョン分野は益々盛り上がりを見せている。

本稿では、イスラエル・テルアビブと東京を拠点にイノベーションプラットフォーム事業を行う弊社Aniwoが主催したPitch Tokyo -Israel Edition- #2 イスラエル「コンピュータビジョン」スタートアップ特集イベントの様子をお伝えする。



コワーキングスペース「dock-Toranomon」

本イベントは、creww株式会社が運営するコワーキングスペース「docks」で開催された。平日夜の開催ながらも参加者は様々な業種・業界で働く社会人を中心に約30名を迎え開催された。



イスラエルスタートアップについて説明するAniwo, Business Development VP 松山

まず弊社VP Business Development 松山より、イスラエルスタートアップエコシステム及びイスラエルコンピュータビジョンの最新情報をお伝えした。


イスラエルにおける投資やExitの状況、そしてイスラエルコンピュータビジョンの主要プレイヤー紹介など、具体的な数値や事例を交えつつ解説された。






Global Brain Corporation パートナー 上前田氏

続いて基調講演のパートに移り、メルカリ・ラクスル等への投資実績のあるベンチャーキャピタル、Global Brain Corporation パートナー 上前田 直樹氏より、「コンピュータビジョンの動向」と題し、市場や投資トレンドに関する話や自動運転や顔認識技術を活用したスタートアップの事例が多数紹介された。


また参加者から質問では、シリコンバレースタートアップとの違いなど鋭い質問が飛び交った。


そしてイスラエルスタートアップ紹介に移り、弊社Aniwoが選出した世界が注目するイスラエルコンピュータビジョンスタートアップを3社を紹介。


CorticaeyeSightHumaneyes Technologiesの3社が動画・プレゼンを通じピッチをお伝えした。



Cortica

2007年設立。累計資金調達額$69.4M

10年にわたって行ってきた脳研究をベースに次世代AIを開発。オブジェクトを検知、特定、分類するのに人の手間を必要とせず、AI自身が意思決定を行うCorticaプラットフォームをもつ。自動運転だけでなく、ドローンやスマートホームといった領域にも活用が期待される。

Corticaについて解説するHead of Business Development AUtomotive, Barak Matzkevich氏


eyeSight Technologies

2005年設立。累計資金調達額$30.9M

独自のセンシング技術・ジェスチャー認識技術を開発し、様々なデバイス・産業でコンピュータビジョンを活用したソリューションを提供。同社の技術は家庭内・車内・家電製品などからユーザーデータを収集し、個別にカスタマイズしている。

eyeSight社のin-cabin sencingイメージ画像。道路・風景の画像認識によって車内にアイコンが映し出されている。


Humaneyes Technologies

2000年設立。累計資金調達額$5M

世界初、コンシューマー向け3D360度カメラ「Vuze Camera」を生産・販売している。4辺に設置された2つのカメラとマイクが現実空間を切り取り、高い没入感を生み出す。NASA・National Geographic 協力の元、世界で初めて宇宙空間を記録した360度カメラでもある。

Humaneyes Technologies社 Vuze Cameraについて解説するAniwo, Associate 黒須


そして、コンピュータビジョンの活かし方と題し、各業界のトップランナーを招きパネルディスカッションが行われた。


着席の左から、株式会社アクセル 新規事業推進担当取締役, 筑波大学客員准教授 / 客野 一樹氏、LeapMind株式会社 代表取締役CEO / 松田 総一氏、Global Brain Corporation パートナー /上前田 直樹氏

パネルディスカッションでは、「ロボットは人間の目に置き換わるのか?」「日本がこの領域で世界で戦っていくには?」といったテーマをベースに、ベンチャーキャピタリスト・スタートアップ経営者・大学准教授の立場から意見が飛び交った。


また、「コンピュータビジョンに関わる開発において最も大変なこと」など、第一線で活躍される各人だからこその苦労話・ぶっちゃけ話などが会場を盛り上げた。


最後に30分間のネットワーキングタイムが設けられ登壇者・参加者が交流し会場は盛況のまま終了した。


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