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イスラエル最大のアグリフードテックサミット「AgriFood Summit 2021」参加レポートを公開



イスラエルと日本を拠点にイノベーションプラットフォーム・アドバイザリーサービスを提供するAniwo Ltd.(本社:テルアビブ, イスラエル、代表取締役:寺田 彼日、以下Aniwo)は、定期的にイスラエル現地よりイスラエルスタートアップに関する最新情報をお届けしています。今回は、2021年10月25日から27日にかけて開催されたイスラエル最大のアグリフードテックイベントに関するレポートをお届けします。

また、本記事の公開と連動し、記事内でご紹介した企業を含むイスラエルの注目アグリフードテックスタートアップ及び最新トレンドレポートの無料配信を期間限定で開始します。


▶︎プレスリリースはこちら


  • AgriFood Summit 2021について

「AgriFood Summit 2021」

日 程:2021年10月25日〜27日

詳 細:https://www.agrifoodsummit.co.il/

主 催:The Strauss Group, The Kitchen Hub, The Trendlines Group, Greensoil Investments and GrowingIL.


  • 参加レポート

~より良い明日を築こう~ イスラエル最大のアグリフードテックサミット参加レポート


COVID-19のパンデミックによって、私たちは事前に計画し将来に備えることがいかに重要であるかを学びました。今日のような豊かな社会の中では、将来への備えや計画というのはあまり重要ではないと考える方もいるかもしれませんが、気候変動等の問題によって、先進国においても食糧危機は差し迫った問題となっています。

そういった中で、私たちは自分自身に問いかけなければなりません。- 気候変動への対策は十分ですか?今後も安定した食料供給を維持できますか?いま口にしている食料は安全ですか?-

このような課題への解決の糸口は科学技術にあります。


イスラエルでは年に一度、イスラエルアグリフードサミットといった、イスラエル最大のアグリフードテックイベントが開催されており、気候変動の脅威に晒されている食品・農業産業の変革を目標としたスタートアップが毎年100社以上参加しています。


このイベントの目的は、投資家や業界のリーダー・ステークホルダーと優秀な起業家・研究者・スタートアップの間に交流の場を与え、社会に変革をもたらすような協力・連携体制を構築することであり、スポンサーには、三井物産やBayer、ICL、Strauss Group、GrowingIL 、Greensoil等の有名企業が名を連ねています。

今年度は、“より良い明日を築こう”をスローガンに、10月25日~27日の3日間、新型コロナウィルスの影響のためバーチャルプラットフォーム上で開催されました。参加者は、”メインステージ”で登壇者の講演を聞くだけではなく、コミュニティトーク等に参加することで、実際の会場で参加・議論しているような雰囲気を味わうことができました。


イベント初日は、代替たんぱく質やサステナブルミート、代替乳製品、代替甘味料などの最新トレンドに関するスタートアップへイベントホストのSarai Givaty氏(イスラエルの有名女優)が本社や研究所を訪問している動画が準備されており、最新の発明や技術紹介だけでなく、実際に試食をしているのが印象的でした。


その後は、各スタートアップとのオンラインミーティングが設定されており、最新の技術やビジネスモデル、今後の計画について直接聞くことができました。初日に参加した企業の中では、培養肉栽培のAleph Farms(*1)や、低いCO2排出量で乳製品を製造するBioMilk(*2)(驚くことに牛を必要としません!)、ジュースの糖分削減に関する技術を保有するBetter Juice(*3)が特に人気を博していました。

*1)Aleph Farms:

https://www.aleph-farms.com/

*2)BioMilk:

https://www.biomilk.com/

*3)Better Juice:

https://www.better-juice.com/


2日目は、スタートアップコンペティションが開催され、合計8社が参加していました。各スタートアップは、事業目的や自社の技術について説明し、なぜ自社のソリューションが一番良いのか演説しました。今年の優勝者に選ばれたEcoPhage(*4)は、農作物の病害に対して、環境に優しくサステナブルな治療法を提供するスタートアップです。

*4)EcoPhage:

https://ecophage.com/


ショーケースの合間には、各分野の著名な専門家を招いたパネルディスカッションが行われ、最後は、気候変動についての議題で締めくくられました。より良い未来、サステナブルな社会実現のため、各社がどのように社会に貢献するのか、どのような戦略を取るべきなのか、熱い議論が繰り広げられました。


最終日は、ピッチデーとなっており、水処理や屋内農業、代替たんぱく質、食品や飲料水の安全性などアグリテック・フードテックの最新トレンドに関するスタートアップが参加しました。

その中でも、将来の食料問題への革新的なソリューションとしてアメリカミズアブに着目しているBugEra(*5)、野菜栽培のための小さな水耕栽培場を提供するAgwa(*6)、フードロスに対するソリューションを提供するANINA Culinary Art(*7)の3社が特に注目を集めていました。

*5)BugEra:

https://www.linkedin.com/company/bugera-biotechnology/

*6)Agwa:

https://www.agwafarm.com/

*7)ANINA Culinary Art:

https://aninafoodtech.com/


このような3日間の経験から、企業経営においてサステナビリティと利益の両立が可能であることを確信しました。サステナビリティは、より収益性の高いビジネスとなるだけでなく、我々の未来にとっても大きな利益となります。